ふるさと漢方

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身土不二(しんどふじ)

「身」とは「体」、「土」は「環境」を意味し、人間の健康状態とそれを取り巻く環境とは、切っても切れない関係にあるという意味です。

その土地のものは、そこに住む人を補う力を持っているといわれています。

都道府県それぞれの特産物がどのような薬性があるのかをご紹介します。

北海道

玉ねぎ(温性/甘味・辛味)

玉ねぎ(温性/甘味・辛味)
辛味成分の硫黄化合物に薬効があり、血液サラサラ効果や、血中の脂肪や血糖の低下作用などがあるとされている。

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青森県

にんにく(熱性/辛味)

にんにく(熱性/辛味)
体を温める食品であり、世界各国で「元気がでる食材」として使われている。健胃・強壮の効果や解毒・殺菌作用もある。

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秋田県

鶏肉(温性/甘味)

鶏肉(温性/甘味)
肉も卵も五臓を元気にする作用をもつ。良質なタンパク質を含み、消化機能を高め、造血作用を強めてスタミナをつける。

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岩手県

アワビ(殻)(寒性/鹹味)

アワビ(殻)(寒性/鹹味)
中華料理の食材としてもおなじみのアワビは、中医学では身ではなく殻が重宝される。
からだのほてりをとり、高ぶった肝を鎮めるはたらきがある。

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宮城県

枝豆(平性/甘味)

枝豆(平性/甘味)
枝豆は補気作用により胃腸の働きを改善し、体力回復に役立つ。
酒のつまみの定番として知られる枝豆の塩ゆでは、アルコールの分解を助ける働きがあり、枝豆をつまみにするのは理にかなっているといわれる。

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山形県

紅花(温性/辛味)

紅花(温性/辛味)
化粧品では口紅に使われている。唇に塗れば荒れを防いで血行を良くし、紅花で染めた布を肌につけると体が温まる等、昔から女性の味方。
漢方では冷え性や肩こりなど、血行障害の治療に用いることがある。

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福島県

桃(種)(温性/甘味・酸味)

桃(種)(温性/甘味・酸味)
血の流れを整え、肌をなめらかにする美容長寿の果物ともいわれている。
月経トラブルや便秘気味な女性におすすめ。

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栃木県

いちご(寒性/甘味・微酸味)

いちご(寒性/甘味・微酸味)
体の熱をとり、解毒のはたらきもある。気・血を補い胃腸にもやさしい。

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新潟県

米(平性/甘味)

米(平性/甘味)
日本人の主食である米は、お腹を温め胃腸を元気づける。子供の吐き下しにもつかわれる。お粥は、病み上がりの体にも優しく体力を補う優れた一品である。

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群馬県

ネギ(温性/辛味)

ネギ(温性/辛味)
他の料理と組み合わせることでビタミンB群の吸収を高める。冷えや寒さが原因の風邪には、体を温め発汗作用のある辛温のネギは積極的に取り入れたい食材。

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埼玉県

ブロッコリー(平性/甘味)

ブロッコリー(平性/甘味)
日本でのブロッコリー生産地で出荷数第一位は埼玉県。ブロッコリーは、レモンの2倍、じゃがいもの7倍のビタミンCを含む。さらに皮膚や粘膜を保護するカロチンやビタミンA、免疫力を強化するビタミンB群などを豊富に含むため、ブロッコリーは寒い季節のかぜ予防にはうってつけの野菜である。

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茨城県

栗(温性/甘味)

栗(温性/甘味)
栗は腎の働きをアップさせる食材。温性なのでカラダを温め、腎の陰陽を補強し、筋力増強、足腰の力をつける効果が期待できる。その他、脾胃の働きをを増強するのでお腹に力がない、お腹の冷え、下痢、食欲不振、疲労回復にも良く、血流改善の働きもある。

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千葉県

落花生(平性/甘味)

落花生(平性/甘味)
千葉県は落花生の全国シェアが約7割。
落花生は、脾胃の寒さを解消し脾の働きを高めるとともに、薄い皮ごと食べると潤肺効果などにより肌の乾燥にもよいとされている。

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東京都

小松菜(涼性/甘味)

小松菜(涼性/甘味)
鉄分が多く、鉄分の吸収を促すビタミンCもたっぷり。造血作用を強化して血液を増やす。便秘などにも良い。

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神奈川県

キャベツ(平性/甘味)

キャベツ(平性/甘味)
胃粘膜を修復するビタミンUをはじめ、ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含む野菜のひとつ。健康維持は元気な胃腸から。

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山梨県

ぶどう(平性/甘味・酸味)

ぶどう(平性/甘味・酸味)
ぶどうに多種類含まれているポリフェノールには強い抗酸化作用があり、動脈硬化や脳卒中など循環器系疾患等の予防に効果が期待されている。

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長野県

レタス(涼性/苦味・甘味)

レタス(涼性/苦味・甘味)
チシャの別名をもつレタスは、体の熱を冷ましむくみとりや通便のはたらきをもつ。
母乳の出をよくするので、授乳中のお母さんには、茹でたレタスがよい。

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岐阜県

柿(寒性/甘味・渋味)

柿(寒性/甘味・渋味)
有名な諺「柿が赤くなると医者が青くなる」もあるくらい、柿にはビタミンAやCが豊富に含まれている。「肺」「大腸」を潤し、鎮咳、通便効果もあるといわれる。ちなみに柿の蔕はしゃっくり止めの漢方薬にも使われる。

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富山県

イカ(平性/鹹味)

イカ(平性/鹹味)
造血・活血作用があり、「肝」のはたらきや血行をよくする。冷え性や肩こりに効果的。糖分の吸収を妨げるタウリンなどを含む。

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石川県

サザエ(平性/甘味・鹹味)

サザエ(平性/甘味・鹹味)
抗酸化作用のあるビタミンA・Eが豊富なサザエは、中医学でも「腎」を補いアンチエイジングに役立つ。補気のはたらきで疲労した体にもよい。

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静岡県

うなぎ(平性/甘味)

うなぎ(平性/甘味)
日本でも蒲焼きや鰻丼などでおなじみの食材。良質の脂肪やタンパク質のほか、ビタミン類も豊富に含まれる。「腎」「脾胃」のはたらきを高めてスタミナを強化し、血行をよくする作用があるとされている。

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愛知県

銀杏(平性/甘味・苦味・渋味)

銀杏(平性/甘味・苦味・渋味)
「肺」を潤し、咳を鎮め、痰を止めるはたらきのほか、収れん作用があり、頻尿に効く。

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三重県

牛肉(平性/甘味)

牛肉(平性/甘味)
体力をつけるにはやっぱり牛肉。栄養価が高く、牛肉の気(エネルギー)を補う力は、補気の王様黄耆と同等。
脂身はほどほどに、適度な量を頂くのが理想的。

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奈良県

緑豆(涼性/甘味)

緑豆(涼性/甘味)
緑豆もやしや春雨の材料。体にこもった熱を冷まし、水分代謝を正常化する。解毒・中和の働きがあり、暑気あたりの対策にもよい。

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和歌山県

梅(平性/渋味・酸味)

梅(平性/渋味・酸味)
日本の民間薬として細菌性の下痢や腹痛に
経験的に利用されてきた。
梅干しの酸味が五臓の肝にはたらきストレスを緩和させる。胃腸のはたらきを高め食欲を増進させる。

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福井県

カニ(寒性/鹹味)

カニ(寒性/鹹味)
「肝」のはたらきを助け、血行をよくする。中国では「土の中で動くカニは、肩の中でも動いて肩こりを治す」といわれる。
食べ過ぎると体を冷やすので注意。

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滋賀県

フナ(平性/甘味)

フナ(平性/甘味)
免疫力を高めたり、疲労回復の作用があると言われ、また、癌の発生を防いだり、貧血を改善する働きがあると考えられている。とくにビタミンEは細胞の老化を防止する作用があると考えられており、生活習慣病の予防に期待されている。

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京都府

ハモ(寒性/甘味)

ハモ(寒性/甘味)
利水のはたらきで腫れや関節の痛みなどを和らげる。

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大阪府

しゅんぎく(平性/辛甘味)

しゅんぎく(平性/辛甘味)
独特の香りと苦みが特徴。「気」のめぐりをよくし、「肝」のはたらきを高めるので気滞タイプにおすすめ。消化器系の働きも整える。

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兵庫県

タコ(涼性/甘味・鹹味)

タコ(涼性/甘味・鹹味)
栄養ドリンクでおなじみのタウリンを多く含む。気血を補い、筋骨を強める。疲労回復の他、血圧やコレステロールの調節作用もあるといわれる。

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岡山県

オリーブ(平性/甘味・渋味・酸味)

オリーブ(平性/甘味・渋味・酸味)
イタリア料理でおなじみのオリーブは、肺の熱を冷まし、気管支やのどの炎症を和らげる。

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鳥取県

ナシ(涼性/甘味・微酸)

ナシ(涼性/甘味・微酸)
中医学では、体を潤す“甘酸化陰”の食材といわれる。特に五臓の肺系を潤し、秋から冬場の肌や喉の乾燥対策にはかかせない果物。二日酔いにもおすすめ。

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島根県

しじみ(寒性/甘味・鹹味)

しじみ(寒性/甘味・鹹味)
解毒作用があり、「肝」の調子をととのえる。余分な水分を利尿して体内の熱を冷まし、こりやしこりを散らす。

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広島県

牡蛎(平性/甘味・鹹味)

牡蛎(平性/甘味・鹹味)
ビタミンやミネラル、各種アミノ酸が豊富で、別名「海のミルク」とも呼ばれる。滋養強壮効果が強く、肝機能を高めて血液を増やす。

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山口県

山芋(平性/甘味)

山芋(平性/甘味)
漢方では山薬として有名。強壮作用、頻尿改善のほか、胃腸の働きをよくし、消化を助けて慢性下痢を止める。

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香川県

うどん(小麦)(涼性/甘味)

うどん(小麦)(涼性/甘味)
小麦は中医学で「しょうばく」といわれ、養心安神のはたらきがある。疲れたときに甘いものを欲するように、甘味は緊張を和らげ滋養を与える。

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徳島県

サツマイモ(平性/甘味)

サツマイモ(平性/甘味)
胃腸を整え、消化吸収を高める。食物繊維も豊富に含み、通便、むくみを改善する。
お腹が張りやすい気滞タイプの人は過食に注意。

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愛媛県

みかん(涼性/甘味・酸味)

みかん(涼性/甘味・酸味)
気の流れを整え、食欲不振を改善する。皮を乾燥させた陳皮は、気を巡らすはたらきがあり漢方薬にも利用される。

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高知県

しょうが(温性/辛味)

しょうが(温性/辛味)
おなじみのしょうがは、「生姜(しょうきょう)」として多くの漢方薬にも使われる。辛みと芳香の成分を含んでいて、血行をよくして新陳代謝を高め、体を温めて発汗させ、熱を下げる作用がある。また解毒作用があるので、食中毒などの予防にも役に立つ。

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福岡県

なす(涼性/甘味)

なす(涼性/甘味)
血の流れを整える。ナス科の野菜には、がんの増殖を抑えるアルカロイドという成分が含まれているといわれている。

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佐賀県

海苔(寒性/甘味・鹹味)

海苔(寒性/甘味・鹹味)
食物繊維が豊富で、消化管内のコレステロールを吸着して排出するはたらきがある。中医学的には「無形の痰」を取り除く作用があるとされる。

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大分県

どじょう(平性/甘味)

どじょう(平性/甘味)
「腎」のはたらきを高める作用があるため、血流も良くなり、瘀血タイプの頭痛によい。カルシウム、鉄、ビタミンAやB群など他種類の栄養素も含み、血行をよくする働きもある。

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熊本県

スイカ(寒性/甘味)

スイカ(寒性/甘味)
体の余分な熱をとり、口の渇きを癒してくれる。夏場の暑気払い・夏バテにはぴったりの果物。むくみにも良い。「清暑益気湯」などの漢方薬にも利用される。

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長崎県

ビワ(葉)(涼性/甘味・鹹味)

ビワ(葉)(涼性/甘味・鹹味)
ビワの葉は肺を潤し、咳を鎮めるはたらきが
あるといわれている。

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宮崎県

大根(涼性/甘味・辛味)

大根(涼性/甘味・辛味)
大根は消化酵素を含み、また辛み成分が胃液の分泌を促して、消化力を高める作用がある。
生で食べると体を冷やす作用があるので、冷え性の人や寒い季節には火を通して温かい状態で食べるようにする。

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鹿児島県

豚肉(平性/甘味・鹹味)

豚肉(平性/甘味・鹹味)
体に不足しがちな「血分」を補い、カラダに潤いを与える。疲労回復や月経過少などにも用いられる。

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沖縄県

ゴーヤ(寒性/苦味)

ゴーヤ(寒性/苦味)
体の熱を冷まし、「気」の巡りをよくする。ビタミンCの含有量はキャベツの2倍含まれる。

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